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パチンコ店やアミューズメント施設で働いていて、店長の仕事が気になっている。『大きなお店の店長って、毎日何をしているんだろう』と思いますよね。
結論から言うと、パチンコ屋の店長の仕事は、安全と防犯・設備・人・法令の手続きの4つに分けると見えやすくなります。
この記事では、働く場としてのパチンコ店・アミューズメント施設の店長について、仕事の中身と1日の流れ、働き方の考え方が分かります。
パチンコ店・アミューズメント施設の店長はどんな仕事?
パチンコ店やアミューズメント施設の店長は、広い店内と多くの設備、スタッフをまとめて、お客様が安全に過ごせるお店を守る責任者です。長い営業時間をチームで回すための段取りが、仕事の中心なんです。
辞書では、店長は「その店の最高責任者」と説明されています。パチンコ店やアミューズメント施設でもそれは同じで、売場ならぬ「ホール」全体の最後の責任を持つのが店長です。
| 立場 | 主な役割 | 店長との違い |
|---|---|---|
| ホールスタッフ | 巡回、お客様の案内、清掃、設備の簡単な対応 | 担当の時間とエリアに集中する |
| 主任・副店長 | スタッフの配置、店長がいない時間のまとめ役 | 現場の判断を店長の方針に合わせて行う |
| 店長 | 安全、設備、人、手続きのすべてを見る | お店全体の結果と安全に責任を持つ |
大きなお店では、店長が一人で全部を見ることはできません。主任や副店長に時間帯ごとのまとめ役を任せて、店長はお店全体を見る、という分担が基本になります。
店長の役割の全体像は店長とは?意味と役割でも紹介しています。
店長の仕事を「安全と防犯・設備・人・法令の手続き」で見る
パチンコ店やアミューズメント施設の店長の仕事は、安全と防犯、設備、人、法令の手続きの4つに分けられます。どの箱が手薄かを見ると、今やることが見えてきます。
『仕事が多すぎて、何から覚えればいいの?』と感じる方も多いはずです。そこでこの記事では、4つの箱に分けて考えてみます。
| 4つの箱 | 店長が見ること | 店長がやることの例 |
|---|---|---|
| 安全と防犯 | お客様とスタッフの安全、お金と景品の管理 | 巡回の決まりづくり、防犯カメラの掲示、締めの立ち会い |
| 設備 | 遊技機、空調、照明、トイレ、駐車場 | 不具合の連絡の流れづくり、点検の予定の確認 |
| 人 | 長い営業時間のシフトと育成 | 早番・遅番の配置、新人の教え方、面談 |
| 法令の手続き | 防火や働く人の安全に関わる届け出と担当者 | 担当者の一覧づくり、異動の時の引き継ぎ |

安全と防犯:お金と景品の扱いを決めておく
パチンコ店やアミューズメント施設では、お金や景品を扱う場面が多くあります。誰が、いつ、何人で扱うかを決めておくと、ミスやトラブルを防ぎやすくなります。
- 扱える人と、その時間帯の責任者
- 一人ではなく、決まった人数で扱う場面
- 数が合わない時に、誰に・どう報告するか
- 記録を残す用紙や手順と、その保管場所
「数が合わない時は、自分で探す前にまず責任者に声をかけてね」。この一言を新人に伝えておくだけでも、一人で抱え込む場面を減らせます。
防犯カメラを置くお店では、撮影に気づきにくい場合、作動中であることを入口などに掲示する措置が必要とされています。お客様の顔が分かる映像は個人情報になるので、見る人と使い道も決めておきましょう。
防犯の工夫は店の防犯と万引き対策でもまとめています。
設備:不具合の連絡の流れを先に決める
設備の多いお店では、不具合はどうしても起きるものです。大事なのは、起きた時に誰が何をするかを、前もって決めておくことなんです。
- 気づいたスタッフが、お客様に声をかけて安全を確かめる
- インカムなどで、その時間のまとめ役に伝える
- まとめ役が、止まっている設備に案内の表示を出す
- 業者への連絡や社内の報告を、決まった担当が行う
- 直ったことを確かめて、記録に残す
人:長い営業時間をシフトで回す
営業時間が長いお店では、早番と遅番の引き継ぎがとても大事になります。店長がいない時間にも同じ判断ができるように、引き継ぎで伝えることを決めておきましょう。
休憩の決まりも押さえておきたいところです。労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を、途中で与えることになっています。
新人に最初に教えること
大きなお店では、新人が覚えることもたくさんあります。『最初から全部は覚えられない』と不安になるのは当然なので、順番を決めて少しずつ任せていきましょう。
| 時期の例 | 教えること | 店長や先輩が見ること |
|---|---|---|
| 最初の数日 | 店内の配置、非常口、インカムの使い方 | 迷わず責任者を呼べるか |
| 慣れてきたころ | 巡回、清掃、お客様の案内 | 困ったお客様を一人で抱えていないか |
| 任せられるころ | 設備の簡単な対応、引き継ぎの書き方 | 決まった手順どおりにできているか |
できたことは、その日のうちに一言で伝えてあげてください。「今日の案内、すごく分かりやすかったよ!」と言われると、新人も次の日が楽しみになります。
シフトの組み方は店長のシフトの作り方でくわしく紹介しています。
法令の手続き:担当者を一覧にしておく
お客様が多く出入りするお店では、防火管理者を選ぶ決まりがあります。働く人の数によっては、衛生推進者や衛生管理者を選ぶことも必要です。
| 担当・届け出 | 店長が知っておきたいこと |
|---|---|
| 防火管理者 | 不特定多数が出入りする建物では、収容人員に応じて選ぶ |
| 衛生推進者 | 常時10人以上50人未満の労働者を使う事業場で選ぶ |
| 衛生管理者 | 常時50人以上の労働者を使う事業場ごとに選ぶ |
| 業態ごとの決まり | お店の業態に関わる法律の手続きは、会社の担当部署と確かめる |
担当者が異動すると、後任選びが遅れがちです。誰が何の担当かを一覧にして、異動の話が出たらすぐ引き継ぎを始めておくと安心ですよ。
パチンコ店の店長の1日の流れ
店長の1日は、開店前の点検と朝礼、営業中の巡回と人の調整、閉店後の締めと翌日の準備という流れが基本です。早番・遅番のどちらに入るかで中身は変わります。
あくまで一つの例ですが、時間帯ごとの店長の動きを表にしてみます。
| 時間帯 | 店長の主な動き | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 開店前 | 店内と設備の点検、朝礼で注意点を共有 | 通路や非常口のまわりにものが置かれていないか |
| 営業中 | 巡回、お客様対応、スタッフの配置の調整 | 休憩を取れていないスタッフがいないか |
| 交代の時間 | 早番から遅番への引き継ぎ | 設備の不具合とお客様対応の申し送り |
| 閉店後 | 締めの立ち会い、清掃の確認、翌日の準備 | お金と景品の扱いを決まった手順で行っているか |

「今日は空調の調子を業者さんが見に来るので、その時間は2階のエリアを案内で回避してもらえますか」。朝礼でこう伝えておくだけで、営業中の慌てる場面がぐっと減ります!
お客様対応とカスハラへの備え
大きなお店では、お客様とのやりとりも多くなります。困った場面でスタッフが一人で抱えないように、店長や責任者を呼ぶ流れを決めておきましょう。
厚生労働省は、お客様からの意見や苦情は本来、サービスの改善につながる大事な情報だと説明しています。まずは話をよく聞くことが基本ですよね。
一方で、社会通念上許される範囲を超えた言動で働く人の環境が害されるものは、カスハラとされています。事業主がカスハラへの措置をとることは義務になり、令和8年10月1日から施行されました。
困ったお客様の対応を、その場にいた新人のスタッフに任せきりにしてしまうこと。「インカムで責任者を呼ぶ」「二人以上で対応する」という決まりを、全員に伝えておきましょう。
対策の進め方はカスハラから店とスタッフを守るにはで紹介しています。
パチンコ屋の店長によくある相談
Yahoo!知恵袋にも、パチンコ屋の店長についての相談が寄せられています。閲覧の多いものから、働く場としての話に合う3つを選び、要点をまとめてお答えしますね。
パチンコ屋の店長は年収が高いと聞くけれど、本当のところはどうなのか知りたい、という相談です。
気になりますよね。ただ、国の賃金の統計には、店長だけを取り出した値はありません。
店長の給料は、会社の給与制度や役職、お店の規模、働く時間帯などで決まります。深夜(午後10時から午前5時)に働いた分には、管理監督者であっても割増賃金を払う必要があると厚生労働省は説明しています。
求人を見る時は、基本給と手当の内訳、休日の数まで確かめてみてください。給料の考え方は店長の年収・給料はどう決まる?で紹介しています。
いつも行くお店で店長のことを聞くと、替わったと言われることが多い。どうして頻繁に替わるのか気になる、という相談です。
店長が替わる理由は、会社の異動の仕組みや新しいお店の立ち上げなど、いろいろです。外から見ただけでは理由は分かりません。
複数のお店を持つ会社では、店長が定期的に別のお店へ移ることもあります。異動してきた店長が最初にやることは店長の異動・転勤で紹介しています。
パチンコ屋さんの店長、副店長、一般の社員では、仕事や立場がどう違うのか知りたい、という相談です。
一般社員はホールの担当やスタッフのまとめ、副店長は店長の補佐と店長がいない時間の責任者、店長はお店全体の責任者、というのがよくある分け方です。呼び方や役割は会社ごとに違うので、求人や社内の決まりで確かめてみましょう。
店長の経験を次に活かすなら
長い営業時間を回し、多くのスタッフと設備をまとめた経験は、ほかのお店でも求められる力です。『この経験、ほかの業界でも活かせるかな』と思った時は、今の会社での異動の相談も含めて考えてみてください。
店長の転職の進め方は店長の転職でまとめています。飲食業界も選択肢に入れるなら、飲食店特化の人材紹介サービスであるRestLabのような相談先もあります。
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よくある質問
パチンコ店の店長には資格が要りますか?
店長になるための決まった資格はありません。ただ、お店によっては防火管理者などの担当を務めることがあり、その場合は講習を受けることになります。
アミューズメント施設の店長とパチンコ店の店長は、仕事が違いますか?
扱う設備やお客様の層は違います。ただ、安全と防犯・設備・人・手続きの4つを見て、長い営業時間をチームで回すという点は似ています。
パチンコ店の店長は夜遅くまで働くのですか?
営業時間が長いお店では、早番・遅番のシフトで回すのが一般的です。店長が毎日最初から最後までいるのではなく、副店長や主任と時間帯を分けて見るお店もあります。
パチンコ店の店長候補の求人では、何を確かめればいいですか?
早番・遅番の時間帯と休日の数、基本給と手当の内訳、店長になるまでの流れを確かめておくと安心です。転勤の有無や範囲も、面接で聞いておくと入社後のずれを防げます。求人票の見方は店長・店長候補の正社員求人の選び方の記事でも紹介しています。
店長は残業代が出ないのですか?
会社が店長を管理職としていても、労働基準法の管理監督者に当たるかは、肩書ではなく実態から判断すると厚生労働省は説明しています。最終的な判断は、会社の就業規則や労働基準監督署、専門家に確認してみてください。
まとめ
- パチンコ店・アミューズメント施設の店長は、広い店内と設備、スタッフをまとめる責任者
- 仕事は安全と防犯・設備・人・法令の手続きの4つに分けると整理しやすい
- お金や景品の扱い、設備の不具合は、担当と手順を先に決めておく
- 長い営業時間は、早番・遅番の引き継ぎと休憩の決まりを押さえて回す
- 年収は会社の制度や役職で決まり、店長だけの公的な統計は無い





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