100均・雑貨店の店長の仕事|品出しと売場づくりの段取り

100均の店長の品出しと売場づくりを紹介する記事のアイキャッチ。開店前の雑貨店の棚と品出し用のカート

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100均や雑貨店の店長を任されて、『毎日届く段ボールが片づかないまま、もう夕方…』と焦っていませんか。商品が小さくて種類も多い店は、品出しだけで1日が終わってしまうこともありますよね。

結論から言うと、100均の店長の仕事は「入荷」「品出し」「売場の手直し」「レジ」の4つに分けて、少人数でどの順番に回すかを決めると、ぐっと楽になります。

この記事を読むと、雑貨店の店長が品出しと売場づくりを段取りよく進めるコツが分かります。

目次

100均の店長はどんな仕事をする?

先に結論

100均の店長は、売場・スタッフ・数字をまとめる店の責任者です。商品の種類がとても多いので、「どの順番で売場を整えるか」を決めることが、ほかの小売店以上に大事になります。

辞書では、店長は「その店の最高責任者」と説明されています。国の職業分類でも、小売店の店長は、店を経営管理しながら自分も商品の仕入れや販売に携わる人とされています。

100均の店長もまさにそうで、店長自身が売場に立って品出しをする時間が長いんです。『店長なのに、ずっと段ボールを開けている…』という方も多いはずです。

仕事主な中身店長が決めること
入荷納品の受け取り、数の確認、置き場所の確保段ボールをどこに置くか
品出し商品を棚に並べる、前に出す、補充するどの売場から出すか
売場の手直し乱れた棚を直す、季節の売場を作る、値札の確認どの時間に誰が直すか
レジ会計、袋詰め、レジ締め混む時間に誰が入るか

店長という仕事の全体像は店長とは?意味と役割で紹介しています。

入荷・品出し・売場の手直し・レジ 少人数で回す順番

「レジを止めない」を軸に、残りの3つを回す

少人数の店では、全部を同時にはできません。お客様を待たせないためにレジを最優先にして、空いた時間に入荷・品出し・売場の手直しを順番に進めていきます。

『人が足りないのに、品出しも売場も全部やれって無理…』と感じますよね。ただ、順番を決めておくだけで、同じ人数でも回り方が変わるんです。

雑貨店の仕事を入荷・品出し・売場の手直し・レジの4つに分け、少人数で回す順番を示した図解
時間帯1人目2人目ポイント
開店前入荷の確認と段ボールの仕分け品出し(よく売れる売場から)通路をふさがない
開店直後レジ品出しの続きお客様が来たらレジ優先
混む時間帯レジレジの応援と売場の見回り品出しはいったん止める
空いてくる時間帯レジ売場の手直し、補充乱れた棚から直す
閉店前レジ締めの準備翌日の品出しの段取り段ボールを片づける

1人で回す時間帯は、レジに立ちながらレジ近くの棚を整えるなど、「その場でできること」を決めておくと動きやすくなりますよ。

少人数で回す時のチェック
  • お客様が来たら、品出しの手を止めてレジに入ると決めておく
  • 開店前に、その日に出す段ボールの順番を決める
  • 混む時間帯は、通路に段ボールを置かない
  • 閉店前に、翌日の品出しの順番をメモに残す

1人目と2人目の役割を言葉にしておく

役割があいまいだと、2人ともレジに入ったり、2人とも品出しをしたりしがちです。シフトに入る時に、ひと言で役割を伝えておくと迷いません。

「今日は〇〇さんがレジ、私が品出しです。レジが混んできたら呼んでください」と伝えるだけでも、動きがそろいます。

品出しと売場づくりの段取り

品出しは「よく売れる物から」、売場は「お客様の目線で」

商品の種類が多い店ほど、全部を同じように扱うと時間が足りなくなります。よく売れる売場から品出しをして、売場はお客様が探しやすいかで直していきます。

『どの棚から手をつければいいか分からない』という方も多いはずです。実は、売れ方を見ると、先に出す売場は自然と決まってくるんです。

品出しの段取りの例
  1. 入荷した段ボールを、売場ごとに仕分ける
  2. 欠品している棚と、よく売れる売場の分を先に出す
  3. 季節の売場など、見せたい売場を整える
  4. 残りの段ボールを、空いた時間に少しずつ出す
  5. 空いた段ボールをまとめて片づける

売場の手直しで見ること

雑貨店の売場は、お客様が手に取って戻すうちに少しずつ乱れていきます。見回る時に見る場所を決めておくと、短い時間で整えられますよ。

見る場所直し方
目の高さの棚商品を前に出して、顔をそろえる
値札と商品値札の位置と商品が合っているかを確かめる
通路と床落ちている商品や段ボールを片づける
季節の売場売り切れた所を詰めて、すき間を作らない
レジ前の売場小さな商品を補充する
雑貨店で売場を見回る時に確認したい5つの場所をまとめたチェックリストの図解

在庫の考え方は店長の在庫管理と発注で詳しく紹介しています。

よくある失敗

品出しに夢中になって、レジにお客様が並んでいることに気づかないことがあります。品出し中も、レジの方向が見える位置に立つようにしておきましょう。

季節の売場は前の週から段取りする

雑貨店では、季節の行事に合わせて売場を入れ替えることがよくありますよね。入れ替えの日に慌てないためには、前の週から少しずつ準備しておくのがコツです。

季節の売場を入れ替える段取りの例
  1. 入れ替える日と、使う棚の場所を決める
  2. 今の売場の商品を、どこへ移すかを決めておく
  3. 入れ替える日の前に、スタッフに役割を伝える
  4. 当日は空いている時間帯に、棚1つずつ入れ替える
  5. 入れ替えたあと、お客様の目線で見て直す

『全部を1日で終わらせなきゃ』と思うと、レジも品出しも止まってしまいます。棚1つずつなら、少人数でも営業しながら進められますよ。

新人に品出しを教える時の順番

品出しは、慣れるまで時間がかかる仕事です。新人には、一度に全部を教えず、売場を1つに絞って任せてみてください。

教える順番教えること声かけの例
1つ目段ボールの開け方と、商品の置き場所「まずはこの棚の分だけお願いします」
2つ目商品を前に出して顔をそろえる「奥から前に出すと、見た目がそろいますよ」
3つ目欠品の見つけ方「空いている所があったら教えてください」
4つ目お客様に聞かれた時の案内「分からない時は、一緒に探しましょう」

できた所を具体的に伝えると、新人も覚えが早くなります。「この棚、すごく見やすくなりましたね」のひと言で十分なんです。

品出しは防犯にもつながる

売場で品出しをしながら「いらっしゃいませ」と声をかけるのは、防犯にもつながります。警視庁は、万引きを諦めた理由として「店員の声掛け」がどの世代でも高い割合を占めたという調査結果を紹介しています。

品出しの手を止めずに、お客様が近くに来たらひと言声をかける。これだけでも、店の空気が変わりますよ。

スタッフとシフトをまとめる時のコツ

少人数の店ほど、シフトの話し合いが大事

少人数の店では、1人の休みが店全体に響きます。休み希望を早めに聞いて、確定したシフトは早めに伝えるのが、店長にもスタッフにも楽な方法です。

厚生労働省の「シフト制」の留意事項では、使用者が一方的にシフトを決めるのは望ましくないとされています。シフト表を作る前に働く人の意見を聞くことや、確定したシフトを伝える期限と方法をあらかじめ決めておくことが挙げられています。

一度確定したシフトを変える時は、お互いの合意の上で行うものとされています。『急に人が足りなくなったから、来てもらえる?』とお願いする時も、相手が断れる聞き方を心がけたいですね。

シフトの組み方は店長のシフトの作り方で詳しく紹介しています。

スタッフへの声かけの例文

品出しやレジの仕事は、地道で目立ちにくい仕事です。だからこそ、店長のひと言でやりがいが変わってきます。

場面声かけの例
品出しを頼む時「この段ボールから先にお願いします。終わったら教えてくださいね」
売場がきれいだった時「〇〇さんが直してくれた棚、すごく見やすくなっていました」
混む時間の前に「これから混むので、品出しはいったん止めてレジをお願いします」
新人に「分からない商品の場所は、△△さんに聞いてみてください」
1日の終わりに「今日は入荷が多かったのに、全部出せました。ありがとうございます」

アパレルなど、ほかの小売店の店長の売場づくりはアパレルの店長の仕事内容でも紹介しています。

働き方を見直したくなった時は

品出しや売場づくりで身につけた段取りの力は、ほかの業態でも活かせるものです。社内の異動や、今の会社での働き方の見直しも十分に選べる道ですよね。

そのうえで、飲食業界も選択肢に入れて働き方を見直したくなった時は、専門の相談先に話を聞いてみるのも1つの方法です。

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100均の店長によくある相談

相談は「最初の仕事」「辞める時」「店長の異動」が多い

100均で働く人からは、働き始めた時の戸惑いや、辞める時の手続き、店長の異動についての相談がよく見られます。働く側と店長側の両方の目線で答えてみます。

『こんなこと聞いたら迷惑かな…』と思って、誰にも聞けずにいる方もいますよね。よく見かける相談を3つ、要約して答えていきます。

相談1:初日にもらったガイドブックは、全部覚えないといけない?

働き始めた日に、店長から店のガイドブックのような冊子を渡されて戸惑っている、という相談です。

結論から言うと、一度に全部を覚えなくて大丈夫です。まずはあいさつ、レジ、品出しの基本など、すぐ使う所から読んでみてください。

店長の側から見ると、冊子を渡すのは「困った時に開いてほしい」という気持ちからのことも多いんです。分からない所は「ここはどう読めばいいですか」と聞いてもらえると、店長も教えやすくなります。

相談2:店長に辞めると伝えたあと、何をすればいい?

店長に退職を伝えたけれど、そのあとの手続きが分からない、という相談です。

退職の手続きは、会社の就業規則で決まっていることが多いです。厚生労働省は、期間の定めのない契約なら少なくとも2週間前までに申し出れば法律上は辞められるとしつつ、就業規則に手続きがあればそれに従うよう説明しています。

辞めると伝えたあとに確かめること
  • 最終出勤日と、退職日がいつになるか
  • 退職届など、出す書類があるか
  • 制服や名札など、返す物があるか
  • 最後の給料の支払い方法

相談3:店長はどのくらいで異動するもの?

店長に異動があるのか、どのくらいの間隔で、引っ越しを伴うのか、という相談です。

店長の異動の時期や範囲は、会社によって違います。気になる時は、入社前の面接や、働き始めてからの面談で確かめておくと安心です。

2024年4月からは、働き始める時に「就業場所・業務の変更の範囲」を明示することになりました。労働条件の書面で、異動の範囲を確かめてみてください。

よくある質問

100均の店長は、一日中品出しをしているのですか?

店によりますが、店長も売場に立って品出しをする時間が長いことが多いです。そのうえで、シフト、発注、レジ締め、本部への報告など、店の責任者としての仕事も担います。

少人数で品出しが終わらない時は、どうすればいいですか?

よく売れる売場と欠品している棚から先に出して、残りは空いた時間に回すと決めておくと楽になります。混む時間帯は品出しを止めてレジを優先すると、お客様を待たせずに済みます。

100均の店長と、ほかの小売店の店長の違いは何ですか?

店長の仕事そのものは、売場・スタッフ・数字をまとめる点で共通しています。100均や雑貨店は商品の種類が多く小さいので、品出しと売場の手直しにかける時間が長くなりやすいのが違いです。

雑貨店の店長に向いているのはどんな人ですか?

売場の小さな乱れに気づける人や、段取りを考えるのが好きな人は向いています。ただ、最初から得意な人ばかりではないので、見回る場所を決めるなど仕組みで補えば大丈夫です。

まとめ

この記事の要点
  • 100均の店長の仕事は、入荷・品出し・売場の手直し・レジの4つに分けると整理しやすい
  • 少人数の店はレジを最優先にして、空いた時間に残りの3つを回す
  • 品出しはよく売れる売場から、売場はお客様の目線で直す
  • シフトは早めに聞いて早めに伝え、変える時はお互いの合意で
店長ドットコム

店長ドットコム 編集部

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