店長の異動・転勤|よくある時期と新しい店で最初にやること

店長の異動・転勤の時期と新しい店で最初にやることを紹介する記事のアイキャッチ。引き継ぎのノートと鍵が置かれた事務机

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突然の内示で、来月から別の店へ。店長の異動が決まると、『引き継ぎは間に合う?新しい店でうまくやれる?』と頭の中が忙しくなりますよね。

結論から言うと、店長の異動は3つの場面に分けて準備すると落ち着いて乗り切れます。「前の店でやること」「新しい店の初日」「最初の1か月」の3つです。

この記事を読めば、店長が変わる時期の考え方と、異動の前後でやることの順番が分かります。

目次

店長の異動はいつある?店長が変わる時期の考え方

先に結論

店長の人事異動の時期や、何年で変わるかは、会社ごとの人事の方針で決まります。どこの会社にも共通する決まった年数はないので、自分の会社の例を上司や先輩に聞くのが一番確かです。

『店長って何年で変わるものなの?』と気になる方も多いはずです。実は、ここは会社によってかなり違うんです。

例えば、決まった時期にまとめて人事異動をする会社もあれば、新しい店を出す時や店長が辞めた時に動かす会社もあります。

店長が変わるきっかけよくある場面
会社の定期の人事異動決まった時期に、複数の店の店長がまとめて動く
新しい店を出す時経験のある店長が新店に移り、元の店に新しい店長が入る
店長が辞めた・休んだ時近くの店の店長や副店長が急に入る
昇格や役割の変更店長が統括店長やエリアの担当に上がる
本人の希望家庭の事情や、別の業態を経験したいという希望を出す

異動の範囲は労働条件として示される

2024年4月から、会社は労働契約を結ぶ時と有期契約を更新する時に、「就業場所・業務の変更の範囲」を明示することになりました。将来の配置転換などで変わりうる場所や仕事の範囲のことです。

自分がどこまで異動しうるのか気になる時は、労働条件通知書や雇用契約書を見てみてください。分からない時は、人事に確かめておくと安心です。

内示を受けたら最初に確かめること

異動を伝えられた時は、驚きや不安で、聞きたいことが頭から抜けてしまいがちですよね。

その場で全部聞けなくても大丈夫です。後で上司に確かめておきたいことを、先に並べておきます。

内示の後に上司に確かめること
  • いつから新しい店に行くか、前の店の最後の日はいつか
  • 前の店の後任は誰か、引き継ぎの日を取れるか
  • 新しい店の前任者に、着任前に話を聞けるか
  • 通勤や引っ越しが要る場合の手続き

「引き継ぎをしっかりしたいので、後任の方と一緒に動ける日を作れないでしょうか」と聞いておくと、準備がぐっと楽になります。

異動の前後でやることを3つの場面に分ける

先に結論

異動の準備は、前の店・新しい店の初日・最初の1か月の3つに分けて、場面ごとにやることを決めておくのがコツです。順番が決まっていれば、慌ただしい時期でも抜けが出にくくなります。

異動が決まると、引き継ぎと新しい店のことを同時に考えて、頭がいっぱいになりがちですよね。でも、場面を分けてみると、今やるべきことはそれほど多くないんです。

場面ねらい主にやること
前の店でやること次の店長が困らないようにする引き継ぎメモ、スタッフへの挨拶、数字と書類の整理
新しい店の初日店の今の姿を知る挨拶、店内を一周、前任者や副店長から話を聞く
最初の1か月店のやり方をつかんで信頼をつくるスタッフと話す、数字を見る、変えるのは小さく1つずつ
店長の異動の前後を、前の店でやること・新しい店の初日・最初の1か月の3つの場面に分けたチェックリストの図解

ここからは、場面ごとのチェックリストを見ていきましょう。

前の店でやること:引き継ぎと挨拶

先に結論

前の店では、次の店長が最初の1週間で困ることを先回りして書き残すのが一番の仕事です。スタッフへの挨拶も、最後の勤務日より前に済ませておきましょう。

『引き継ぎって、何を書けばいいの?』と迷いますよね。目安は、自分が新しい店で初日に知りたいことです。

前の店でやることのチェックリスト
  • 毎日・毎週・毎月の仕事の流れをメモにする
  • 発注先や業者さんの連絡先と、頼み方をまとめる
  • スタッフごとの得意な仕事とシフトの希望をまとめる
  • 進めている途中の話(採用・修理・本部への相談)を書き出す
  • 鍵・書類・パスワードの受け渡し方法を上司と決める

引き継ぎメモの書き方の例

引き継ぎメモは、きれいな文書にするより、次の店長がすぐ使えることを優先しましょう。項目ごとに「何を」「いつ」「誰に聞けばいいか」を書くと伝わりやすくなります。

項目書き方の例
毎日の仕事「開店前に冷蔵庫の温度を確認して記録。記録表はバックヤードの棚の上」
毎週の仕事「発注は火曜と金曜の午前中。分からない時は副店長の〇〇さんに聞く」
スタッフのこと「〇〇さんは開店準備が得意。△△さんは試験の時期にシフトを減らす希望あり」
途中の話「冷蔵ケースの修理を本部に依頼中。返事が来たら日程を決める」

スタッフへの挨拶の例

スタッフへの挨拶は、感謝と次の店長へのバトンを短く伝えると、気持ちよく区切れます。

スタッフへの挨拶の例

〇月〇日付けで、△△店に異動することになりました。みなさんのおかげで、この店で店長を続けてこられました。本当にありがとうございます。次の店長にも、これまでと同じように力を貸してください。

挨拶はみんながそろう朝礼やミーティングで伝え、来られない人には個別に一言かけておくと丁寧です。

新しい店の初日にやること

先に結論

初日は、何かを変える日ではなく、店の今の姿を知る日です。挨拶と店内の確認、話を聞くことに時間を使いましょう。

新しい店に入る時は、スタッフも『今度の店長はどんな人だろう』と少し緊張しているものです。最初の印象は、話し方より聞き方で決まることが多いんです。

初日の進め方
  1. 開店前に全員がそろう時間に、短く挨拶する
  2. 店内とバックヤードを一周して、物の置き場所を見る
  3. 前任の店長や副店長から、店の今の課題を聞く
  4. 1日の流れを、まずは一緒に動いて体で覚える
  5. 終わりに「今日はありがとうございました」と伝える

着任の挨拶の例

着任の挨拶の例

今日からこの店の店長になりました〇〇です。まずはこの店のやり方を教えてもらいながら覚えていきたいと思います。分からないことをたくさん聞くと思いますが、よろしくお願いします。

『早く役に立たないと』と焦る気持ちもあると思います。でも、最初の数日は聞き役に回るくらいでちょうどいいんですよ。

「前のお店ではどうしていたんですか」と聞かれたら、比べる話にせず「この店のやり方を先に知りたいです」と返すと、スタッフも話しやすくなります。

最初の1か月で店をつかむ

先に結論

最初の1か月は、スタッフ一人ひとりと話すことと、店の数字に慣れることが中心です。変えたいことが見えても、最初は1つだけ、小さく始めましょう。

着任してすぐに、気になるところが目に入ることもありますよね。ただ、店のやり方には、そうなっている理由があることも多いんです。

時期やること声かけの例
1週目全員の名前と得意な仕事を覚える「〇〇さんは、どの仕事が一番得意ですか」
2週目売上や人件費など店の数字を見る「この曜日が忙しい理由、何か心当たりはありますか」
3週目スタッフと一人ずつ短く話す「この店で困っていることはありますか」
4週目変えることを1つ決めて伝える「まずはこれを試してみたいんですが、どう思いますか」
店長が新しい店に着任してから最初の1か月で、週ごとに進めることを示した図解

新しい店での最初の進め方は新任店長が最初の1か月でやることで、店づくりの整え方は店舗運営のコツで詳しく紹介しています。

よくある失敗

初日から「前の店ではこうしていた」と、やり方を一気に変えてしまうことです。スタッフは今までのやり方を否定されたように感じてしまうことも。まずは理由を聞いてから考えましょう。

異動は、これから先の働き方を考えるきっかけにもなります。

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知恵袋でよくある相談:店長の異動で迷うこと

Yahoo!知恵袋には、店長の異動について、店長やスタッフからの相談が多く寄せられています。閲覧の多いものから3つ選んで、要点をまとめてお答えしますね。

相談1:店長はどんな時期に交代するもの?

チェーン店の店長は、どういう時期や周期で交代するのかを知りたい、という相談です。

店長が変わる時期は、会社の人事の方針で決まります。決まった時期にまとめて動かす会社もあれば、新しい店を出す時に動かす会社もあります。

気になる時は、社員の方に「この会社は、店長の異動はいつごろが多いですか」と聞いてみてください。

相談2:ドラッグストアの店長の異動時期は、一般的にいつごろ?

ドラッグストアの店長や、エリアを限って働く社員の異動が、いつごろあるのかを知りたい、という相談です。

業態が同じでも、異動の時期は会社ごとに違います。エリアを限った働き方の人がどこまで異動しうるかは、「就業場所の変更の範囲」として労働条件に示されています。

自分の範囲は、労働条件通知書や雇用契約書で確かめてみてください。

相談3:店長に異動してほしい。どうすればいい?

今の店長のやり方が合わず、辞めていく人も出ている。店長に異動してほしいけれど、どうすればいいか、という相談です。

困っている気持ちはよく分かります。ただ、店長の異動を決めるのは会社で、スタッフが決めることはできません。

店長側にも、本部からの数字の目標や人手不足など、見えにくい事情があることも。困っていることは、できごとを具体的にまとめて、本部や上の立場の社員に相談してみましょう。

「最近、シフトの決め方で困っている人が多いので、一度相談させてください」

社内で相談しにくい時は、厚生労働省の総合労働相談コーナーも使えます。

配置転換やいじめ・嫌がらせなど、職場のさまざまな相談を無料で受け付けています。店長との関わり方はバイト先の店長と合わない時は?でも紹介しています。

お世話になった店長が異動する時

逆に、お世話になった店長が異動する時は、短い手紙やメッセージで感謝を伝えるのもすてきです。例文は店長へのメッセージ例文とプレゼントにまとめています。

よくある質問

店長は何年で変わるものですか?

何年で変わるかに共通の決まりはなく、会社ごとの人事の方針で決まります。気になる時は、上司や社員の方に自分の会社の例を聞いてみるのが確かです。

店長の人事異動はどのように決まりますか?

定期の人事異動や新しい店を出す時、店長が辞めた時などに会社が決めます。本人の希望を聞く仕組みがある会社もあるので、希望があれば上司に伝えておきましょう。

異動の引き継ぎでは何を残せばいいですか?

毎日・毎週・毎月の仕事の流れ、業者さんの連絡先、スタッフごとの得意な仕事、進めている途中の話の4つを残すと、次の店長が困りにくくなります。

店長の異動や転勤の話に、事情があって応じにくい時は?

家庭の事情などがある時は、早めに上司や人事に伝えて相談しましょう。自分が異動しうる範囲は労働条件通知書や就業規則で確かめ、判断に迷う時は総合労働相談コーナーなどの窓口に相談できます。

スタッフが店長に異動してほしい時は?

店長の異動は会社が決めることなので、困っていることを具体的にまとめて、本部や上の立場の社員に相談しましょう。社内で相談しにくい時は、総合労働相談コーナーも使えます。

まとめ

この記事の要点
  • 店長の異動の時期や何年で変わるかは、会社ごとの人事の方針で決まる
  • 異動しうる範囲は、労働条件の「就業場所・業務の変更の範囲」で確かめる
  • 異動の準備は「前の店でやること」「新しい店の初日」「最初の1か月」に分ける
  • 前の店では、次の店長が最初の1週間で困ることを書き残す
  • 新しい店では、初日は知る日。変えることは1か月かけて1つずつ
  • 店長に異動してほしい時は、困りごとを具体的にまとめて本部に相談する
店長ドットコム

店長ドットコム 編集部

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