当サイトの記事は編集部が公的機関の情報や辞書、公表されている統計などの公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に転職支援サービスへの案内(広告)を含みます。
店長を任されることになって『店長の1日って、実際どんな流れなんだろう』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、店長の1日は開店前・ピーク・アイドル・閉店後の4つの時間帯に分けて考えると、ぐっと見えやすくなります。時刻は業態やお店でばらばらでも、時間帯ごとの役目はよく似ているんです。
この記事を読めば、飲食店・スーパー・コンビニ・アパレルの店長の1日を見比べながら、自分のお店のスケジュールを組み立てるヒントが分かります。
店長の1日は「4つの時間帯」で見るとつかみやすい
店長の1日は、準備をする開店前、お客様が集中するピーク、手が空きやすいアイドル、片付けと振り返りの閉店後の4つに分けられます。どの時間帯に何をするかを決めておくと、1日が回りやすくなります。
『何時に何をするか』から考えると、お店ごとに違いすぎて参考にしにくいですよね。そこで、この記事では時刻ではなく時間帯で見ていきます。
例えばランチ営業の飲食店なら、昼が1回目のピークです。夕方から混むスーパーなら、ピークは夕方になります。
| 時間帯 | どんな時間か | 店長の主な役目 |
|---|---|---|
| 開店前 | お店を開ける準備の時間 | 売場や厨房の確認、その日の人の配置、連絡事項の共有 |
| ピーク | お客様が一番多い時間 | 現場に立って流れを見る、足りない所に入る、トラブル対応 |
| アイドル | お客様が少なく手が空く時間 | 事務作業、発注、スタッフへの声かけや教育、休憩を回す |
| 閉店後 | 営業を終えて片付ける時間 | 締め作業、売上や日報の確認、翌日の準備 |

店長の仕事は「現場」と「事務」の行き来
国の職業情報サイト(jobtag)では、スーパー店長の主な仕事として販売促進・人員管理・事務管理・情報収集が挙げられています。お客様の苦情への対応も、店の最高責任者として大事な仕事とされています。
つまり店長の1日は、売場や厨房に立つ時間と、数字や書類に向かう時間の行き来なんです。仕事の全体像は店長の仕事内容一覧でまとめています。
業態別のタイムテーブル例|飲食・スーパー・コンビニ・アパレル
『うちは飲食だから、スーパーの例は合わないかも』と思いますよね。ここでは4つの業態の店長の1日を、同じ4つの時間帯で横に並べて比べてみます。
業態が違っても、開店前に準備し、ピークは現場、アイドルで事務と育成、閉店後に締めという骨組みは共通です。違うのは、ピークの時間と、時間を多く使う仕事の中身です。
| 時間帯 | 飲食店の店長 | スーパーの店長 | コンビニの店長 | アパレルの店長 |
|---|---|---|---|---|
| 開店前 | 仕込みの確認、衛生チェック、予約の確認 | 売場の確認、部門ごとの品出しの進み具合を見る | 納品の確認、売場の補充、前の時間帯からの引き継ぎ | 売場の整え、ディスプレイの確認、その日の目標の共有 |
| ピーク | ホールとキッチンの流れを見て足りない所に入る | レジの応援、売場の補充、お客様からの声への対応 | レジと売場を見て、混んだら自分も入る | 接客、試着室まわりの流れを見る |
| アイドル | 発注、シフト作成、新人への教え直し、休憩を回す | 発注の確認、部門の担当者との打ち合わせ | 発注、事務作業、スタッフの教育 | 在庫の確認、売場の入れ替え、スタッフとの面談 |
| 閉店後 | 片付け、レジ締め、日報 | 締め作業、翌日の売場の準備 | 深夜も営業する店では次の時間帯へ引き継ぎ | レジ締め、売上の振り返り、本部への報告 |
この表は、時間帯ごとの仕事の例です。どの仕事を店長が自分でやり、どれをスタッフに任せるかは、会社のルールとお店の人数で変わります。
飲食店の店長の1日
飲食店は、ランチとディナーのようにピークが2回ある店も多いですよね。その間のアイドルで、発注やシフト作り、休憩を回すのが店長の腕の見せどころです。
国の職業情報サイトでは、ハンバーガーショップ店長について、営業データの分析や食材の発注などのデスクワークにも責任を持つとされています。現場の合間に事務を差し込む働き方なんです。
スーパーの店長の1日
スーパーは青果・鮮魚・惣菜のように部門が分かれていて、それぞれに担当者がいることが多いです。店長は、自分で全部やるより、部門の担当者と話して全体をそろえる時間が長くなります。
業態ごとの違いをもっと知りたい時は、スーパーの店長の仕事内容も読んでみてください。
コンビニとアパレルの店長の1日
コンビニは少ない人数で回すため、店長がレジや品出しに入る時間が長くなりがちです。アパレルは、接客と売場づくりに加えて、売上の目標を追う時間が1日の中に組み込まれています。
自分のお店のタイムテーブルを作る時は、まず「ピークは何時ごろか」を入れてみてください。そこから前後に開店前とアイドルを置くと、1日の形が自然に決まります。
店長の1日に毎日入る、事務と数字の時間
『現場にいる時間が長くて、事務がいつも後回しになる…』。店長になったばかりの頃、よく出てくる悩みです。
事務と数字の確認は、アイドルの時間に「毎日この順番でやる」と決めておくと崩れにくくなります。現場が落ち着いてから考えると、いつまでも手が付きません。
実は、店長の1日で一番ずれやすいのが事務の時間なんです。ピークが長引くと、そのまま閉店後まで押し出されてしまいます。
- 前日の売上と客数を見て、いつもとの違いをつかむ
- 今日の出勤メンバーと休憩の順番を決める
- 発注の数を見直して、送り忘れがないか確かめる
- 本部や上司からの連絡に目を通す
- 衛生や設備のチェック表が記入されているか見る
飲食店などは、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理で、衛生管理の記録をつけることが求められています。この確認も、開店前か閉店後の決まった時間に組み込んでおくと安心です。
事務の時間を守るための声かけ例
アイドルに事務をするには、その間に現場をまとめてくれる人が必要ですよね。例えば、こんな声かけで任せてみてください。
「〇〇さん、今から少しの間、事務所で発注をするので、売場をお願いしてもいいですか」
「分かりました。混んできたら呼びますね」
時間を区切って頼むと、スタッフも引き受けやすくなります。
店長の休憩と勤務時間はどうなっている?
『店長って、休憩なんて取れないものじゃないの?』と感じている方もいるかもしれません。ただ、休憩や労働時間には法律の決まりがあります。
労働基準法では、労働時間が6時間を超えると少なくとも45分、8時間を超えると少なくとも1時間の休憩を、労働時間の途中に与えることになっています。店長の働き方がどのルールに当たるかは、会社の就業規則で確かめてみてください。
厚生労働省の説明では、休憩中に電話や来客の対応を指示されている場合、その時間は休憩ではなく労働時間とみなされます。事務所でパンをかじりながら電話番をしている時間は、休憩とは言いにくいんです。
管理監督者でも労働時間は記録される
店長が労働基準法の「管理監督者」に当たる場合は、労働時間・休憩・休日の決まりが当てはまりません。ただし、深夜の割増賃金や年次有給休暇は適用されます。
また、労働安全衛生法では、管理監督者も含めたすべての労働者の労働時間の状況を、タイムカードなどの客観的な方法で把握することになっています。管理監督者かどうかの考え方は店長は管理職?で紹介しています。
自分の休憩を最後に回し続けて、結局取らないまま閉店を迎えることです。休憩の順番表に、店長の分も最初から書き込んでおきましょう。
長く働く日が続いている時は店長の長時間労働・残業を減らすには、休みが取りにくい時は店長は休めない?も参考にしてみてください。最終的な判断は、会社の就業規則や労働基準監督署などで確認しておくと安心です。
1日が回らない時に見直したい順番
『毎日バタバタして、気づいたら閉店…』という日が続くと、しんどいですよね。そんな時は、1日の中身を一気に変えるより、順番に見直していくのが近道です。
- 数日分、何時に何をしていたかをメモに書き出す
- 4つの時間帯に分けて、どこで予定がずれたかを見る
- ずれた原因が人の配置か、仕事の量か、急な出来事かを分ける
- スタッフに任せられる仕事を1つ選んで、やり方を教える
- アイドルの事務の時間を固定して、休憩の順番表に店長の分も入れる
例えば、ピークのたびにレジに入って事務が押しているなら、原因は人の配置です。その時間帯にレジに慣れたスタッフを1人置けないか、シフトから考えてみましょう。

任せやすい仕事と、店長が持っておきたい仕事
| 任せやすい仕事 | 店長が持っておきたい仕事 |
|---|---|
| 開店前の売場や設備のチェック | その日の人の配置を決める |
| 決まった商品の補充や品出し | お客様からのご意見への最終的な対応 |
| チェック表への記入 | 売上や数字の確認と本部への報告 |
| 新人へのいつもの作業の説明 | スタッフの面談や評価 |
どこまで任せるかは、会社のルールとスタッフの経験しだいです。一度に全部ではなく、1つずつ手放していくと無理がありません。
知恵袋でよくある相談:店長の1日の過ごし方
Yahoo!知恵袋にも、店長の1日の過ごし方についての相談が寄せられています。閲覧の多いものから3つ選んで、要点をまとめてお答えしますね。
スタッフの立場から、店長が品出しや売場に出ず、事務所での仕事が多いのが気になる、という相談です。
気になる気持ちは分かります。ただ、店長の1日には、数字の確認や発注、シフト作り、本部への報告など、事務所でしかできない仕事がたくさんあるんです。
店長も、売場を任せられる人がいるからこそ事務に集中できています。気になることがあれば「この時間は売場に出られますか」と聞いてみると、店長側の事情も見えてきますよ。
店長になって半年ほどで、スタッフと一緒に品出しや売場づくりに打ち込んでいたら、上司から注意された、という相談です。
現場に立てる店長は、スタッフから見ると心強い存在です。それでも上司がそう言うのは、店長にしかできない仕事の時間が減ってしまうからだと考えられます。
品出しは時間を決めて加わり、それ以外の時間は全体を見る役に回ってみてください。「ここまでは売場、そのあとは事務」と区切るだけでも、上司の受け止め方は変わってきます。
夜遅くまで営業しているお店の店長が疲れて見えて、仕事が大変なのか気になった、という相談です。
営業時間が長いお店ほど、店長の1日は朝から夜まで広がりがちです。そのぶん、どの時間帯を副店長やリーダーに任せるかが大事になってきます。
店長が全部の時間帯にいなくても回るお店は、スタッフが育っているお店でもあるんです。
1日の働き方を見直したくなった時は
スケジュールを工夫しても、営業時間や人数の事情でどうにもならないこともありますよね。社内で異動や働き方の相談をするのも1つの方法です。
飲食業界で働き方を見直したくなった時は、飲食店に特化した人材紹介サービスで、ほかのお店の働き方を聞いてみる手もあります。
RestLab(PR)
飲食業界で次の職場を探すなら、業界特化の人材紹介に相談
RestLab(レストラボ)は、飲食店を運営する会社が手がける飲食店特化の人材紹介サービスです。飲食業界に詳しいキャリアアドバイザーが、店長候補を含む幅広い職種の求人とのマッチングや、面接日時・条件の調整をサポートします。
無料RestLabの公式サイトを見るサービスの内容・利用条件は公式サイトでご確認ください。
よくある質問
店長の1日は何時間くらい働くものですか?
営業時間やお店の人数、会社のルールで大きく変わります。法律では1日8時間・1週40時間が法定労働時間とされているので、自分の働き方がどう扱われているかは就業規則で確かめてみてください。
店長の1日のスケジュールは自分で決められますか?
多くのお店では、営業時間とシフトの中で店長が自分の時間の使い方を決めています。本部の会議や締め切りなど、会社が決める予定もあるので、その日時から先に入れておくと組み立てやすくなります。
店長も休憩を取っていいのですか?
はい。労働基準法では、労働時間が6時間を超えると少なくとも45分、8時間を超えると少なくとも1時間の休憩を途中に与えることになっています。店長がどのルールに当たるかは、会社の就業規則で確認しておくと安心です。
店長の1日で一番大事な時間帯はいつですか?
お店によりますが、ピークの時間帯は現場の流れを見ることが優先です。そのぶん、アイドルの時間に事務や育成の時間を確保しておくと、1日全体が回りやすくなります。
まとめ
- 店長の1日は、開店前・ピーク・アイドル・閉店後の4つの時間帯で見るとつかみやすい
- 飲食・スーパー・コンビニ・アパレルでピークや仕事の中身は違っても、骨組みは共通
- 事務と数字の確認は、アイドルの時間に順番を決めて毎日入れる
- 休憩には労働基準法の決まりがあり、店長の休憩も順番表に入れておく
- 1日が回らない時は、書き出して時間帯ごとに見直し、任せる仕事を1つずつ増やす





コメント