アルバイト面接で店長が聞く質問例|確認しておくことと聞いてはいけないこと

アルバイト面接で店長が聞く質問例を紹介する記事のアイキャッチ。面接用に整えた客席のテーブル

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アルバイトの面接を任されたものの、『何を聞けばいいんだろう』『これって聞いていいのかな』と迷っていませんか。面接に慣れていないと、気づけば雑談だけで終わってしまうこともありますよね。

結論から言うと、アルバイト面接で店長が聞く質問は「働ける時間」「仕事への考え」「人柄」「確認事項」の4つに分けておくと、聞き漏れがなくなります。 そして、本籍や家族のことなど仕事に関係のない話題は聞かない、と決めておけば安心です。

この記事では、そのまま使える質問例と、聞かないほうがいい話題を紹介します。

目次

アルバイト面接の質問は4つに分けると迷わない

先に結論

店長がアルバイト面接で聞く質問は、働ける時間・仕事への考え・人柄・確認事項の4つに分けられます。この順番で聞いていくと、話が自然につながり、聞き忘れも防げます。

面接の時間は限られているので、思いつくままに聞くと大事なことを聞き忘れてしまいます。先に4つの箱を用意しておくと、質問を選びやすくなるんです。

アルバイト面接で店長が聞く質問を、働ける時間・仕事への考え・人柄・確認事項の4つに分けた図解
分け方何を確かめるか聞く順番の目安
働ける時間店が必要な曜日・時間帯に入れるか最初に聞く
仕事への考え仕事の内容を知ったうえで、やってみたいと思っているか仕事の説明の後に聞く
人柄お客様やスタッフと落ち着いて話せそうか話の流れの中で聞く
確認事項通う手段、始められる時期、年齢の確認など最後にまとめて聞く

働ける時間を最初に聞くのは、店の都合と合わない時に、お互いの時間をむだにしないためです。『いきなり時間の話をして失礼じゃない?』と思うかもしれませんが、応募する側も気になっているところなので、むしろ話しやすくなりますよ。

そのまま使えるアルバイト面接の質問例

質問は「確かめたいこと」とセットで覚える

質問の言葉だけを覚えるより、その質問で何を確かめたいかを分かっておくと、答えを聞いた後の話も広げやすくなります。

ここでは4つの分け方ごとに、店長がそのまま使える質問例をまとめました。全部聞く必要はないので、店に合うものを選んでみてください。

働ける時間についての質問

質問の例確かめたいこと
「週に何日くらい、どの曜日に入れそうですか」足りない曜日と合っているか
「入れる時間帯は、何時から何時くらいですか」ピークや閉店作業に入れるか
「土日や祝日は入れますか」人が足りにくい日に入れるか
「試験や学校の行事で、入れない時期はありますか」前もってシフトを調整できるか
「いつから働き始められますか」店の募集の時期と合うか

時間の質問は、答えを否定しないことが大事です。「その時間だと、こういう仕事をお願いすることになります」と、店側の事情を伝えながら話すと、相手も考えやすくなります。

仕事への考えについての質問

質問の例確かめたいこと
「このお店で働いてみようと思ったのは、どうしてですか」店のことをどう見ているか
「今日お話しした仕事の中で、やってみたいものはありますか」仕事の内容をイメージできているか
「これまでのアルバイトや部活で、頑張ったことはありますか」続けてきた経験があるか
「忙しい時間に、複数のことを頼まれたらどうしますか」優先順位をどう考えるか

人柄についての質問

質問の例確かめたいこと
「まわりの人から、どんな人だと言われることが多いですか」自分をどう伝えるか
「分からないことがあった時、どうしていますか」人に聞ける人か
「人と話すのと、黙々と作業するのでは、どちらが好きですか」向いている持ち場

人柄の質問は、正解を探すものではありません。答えを聞いて「それならレジよりも品出しが向いているかもしれませんね」と、配置のヒントにするくらいの気持ちで聞いてみてください。

確認事項についての質問

最後に確かめておきたいこと
  • 店までの通い方と、かかる時間
  • 働き始められる日
  • ほかのアルバイトとの掛け持ちがあるかどうか(シフトの調整のため)
  • 18歳未満かどうか(深夜の勤務などの決まりが違うため)
  • 応募者からの質問

18歳未満の人は、午後10時から午前5時までの深夜の勤務が原則禁止されているなど、働き方の決まりが違います。採用する時の注意点は高校生アルバイトを雇う時の注意点にまとめています。

答えを聞いた後の返し方の例

質問そのものより、答えを聞いた後のひと言で面接の空気は変わります。『どう返せばいいか分からなくて、すぐ次の質問に行ってしまう』という方は、次のような返し方を試してみてください。

応募者の答え店長の返し方の例
「平日の夕方なら入れます」「助かります。夕方はちょうど人を探している時間なんです」
「アルバイトは初めてです」「最初は先輩が隣について教えるので、安心してくださいね」
「人と話すのは少し苦手です」「教えてくれてありがとう。最初は品出しなど、話す場面が少ない仕事からでも大丈夫ですよ」
「テスト前は休みたいです」「分かりました。早めに教えてもらえれば、シフトで調整しますね」

応募者の答えをいったん受け止めてから、店の事情を伝えるのがコツです。そうすると、応募者も本当のことを話しやすくなります。

アルバイト面接で聞いてはいけないこと

仕事に関係のないことは聞かない

厚生労働省の「公正な採用選考の基本」では、本籍・出生地や家族に関すること、宗教や支持政党などを面接で尋ねて把握することは、就職差別につながるおそれがあるとされています。

『雑談のつもりで家族のことを聞いてしまった』ということ、実はよくあるんです。悪気はなくても、聞かれた側は答えにくく、採否に関係するのではと不安になってしまいます。

職業安定法と国の告示では、社会的差別の原因となるおそれのある個人情報などの収集は、原則として認められないとされています。厚生労働省の説明で挙げられている例を、表にまとめました。

アルバイト面接で聞かないほうがいい話題と、代わりに聞けることを並べた図解
聞かないほうがいい話題面接でつい出がちな聞き方
本籍・出生地「出身はどちらですか」
家族に関すること(職業・続柄・収入など)「ご両親は何のお仕事をされていますか」
住宅の状況「持ち家ですか」
生活環境・家庭環境「家ではどんな暮らしをしていますか」
宗教「信じている宗教はありますか」
支持政党「どの政党を応援していますか」
労働組合・社会運動に関すること「学生運動などに関わったことはありますか」

聞きたいことは、仕事の言葉に言いかえる

『でも、本当に知りたいのは続けられるかどうかなんだけど』と思う方もいますよね。その場合は、仕事に関係する聞き方に言いかえれば大丈夫です。

聞きたくなること仕事に関係する聞き方の例
家の人は働くことに賛成しているか「働ける曜日と時間を、もう一度確認させてください」
家が近いかどうか「お店までは、どうやって通う予定ですか」
長く続けられそうか「どのくらいの期間、働きたいと考えていますか」

履歴書など、面接で知った応募者の情報は個人情報にあたります。決まった場所に保管して、目的以外には使わないようにしておきましょう。最終的な判断に迷う時は、会社の人事や本部に確かめてください。

面接での質問の仕方のコツ

質問より「聞く時間」を長く

面接は、店長が話す時間より、応募者が話す時間が長いほうがうまくいきます。質問したら、答えを最後まで聞いてから次に進みましょう。

面接で緊張しているのは、応募者だけではありませんよね。店長のほうも慣れないうちは、つい自分ばかり話してしまうものです。

質問の進め方の例
  1. 「今日は来てくれてありがとうございます」とお礼から始める
  2. 仕事の内容と、来てほしい時間帯を先に説明する
  3. 働ける時間、仕事への考え、人柄の順に聞いていく
  4. 最後に確認事項と、応募者からの質問を聞く
  5. 採否の連絡をいつ、どの方法でするかを伝える
よくある失敗

答えを聞いてすぐに「それはちょっとね」と否定してしまうこと。応募者は言いたいことを言えなくなってしまうので、まずは「そうなんですね」と受け止めてから、店の事情を伝えるようにしましょう。

初めてアルバイトをする人への聞き方

初めてのアルバイトで面接を受ける人は、とても緊張しています。「〇〇はできますか」と聞くより、「学校の行事や部活で、みんなと何かをしたことはありますか」のように、身近な話題から聞くと答えやすくなります。

面接全体の進め方や、採用を決めた後の流れは店長のアルバイト採用で紹介しています。

アルバイト面接の質問についてよくある相談

応募者の受け止め方を知ると、質問の言い方が変わる

店長の何気ない質問を、応募者は思った以上に気にしています。よく見かける相談から、質問の言い方の工夫を考えてみましょう。

相談1 「なんでどちらか1日なの?」と聞かれてモヤモヤした

応募した人が『土日はどちらか1日なら入れます』と伝えたところ、店長から理由を聞かれてモヤモヤした、という相談があります。応募する側は、責められているように感じてしまったんですよね。

店長としては、土日に人が足りないので確かめたかっただけかもしれません。それなら「土日が一番忙しいので、もし両方入れる週があれば教えてくださいね」のように、聞く理由をそえるだけで印象がずいぶん変わります。

相談2 面接で志望動機を聞かれなかったけど大丈夫?

『面接で店長が志望動機を聞かなかった。もしかして落ちた?』と不安になる人もいます。実際には、店によっては働ける時間や人柄を中心に聞いて、志望動機は聞かないこともあるんです。

店長としては、聞かなかった質問があっても、面接の最後に「今日はお話を聞けてよかったです。結果は〇日までに連絡しますね」と伝えておくと、相手を不安にさせずに済みます。

相談3 「最後に質問はありますか」と聞かれたら?

応募する側からは、『最後に何か質問はありますかと聞かれたら、何を聞けばいいの?』という相談もよく見かけます。答えに困る人が多いので、店長のほうから話しやすくしておくと親切です。

「最初はどんな仕事から始めるか、気になることがあれば何でも聞いてください」のように、質問の例をそえてあげると、応募者も話しやすくなりますよ。

面接を任されるのは、店長としてスタッフを迎える大事な役目です。こうした採用や育成の経験を、飲食業界の別の店や会社で活かしてみたくなった時は、業界に詳しい転職支援サービスに話を聞いてみる方法もあります。

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よくある質問

アルバイト面接で店長が最初に聞くべき質問は何ですか?

まずは「週に何日くらい、どの曜日に入れそうですか」のように、働ける時間を聞くのがおすすめです。店の都合と合うかどうかが早く分かり、その後の話も進めやすくなります。

面接で家族のことを聞いてもいいですか?

厚生労働省の「公正な採用選考の基本」では、家族の職業や収入など家族に関することを面接で尋ねて把握することは、就職差別につながるおそれがあるとされています。続けられるかを知りたい時は、働ける時間や通い方を聞くようにしましょう。

面接で年齢を確かめるのは問題ありませんか?

18歳未満の人は深夜の勤務などの決まりが違い、年齢を証明する書面を店に備え付ける必要もあります。働き方の決まりを守るために、確認事項として聞いておきましょう。

面接で掛け持ちのことを聞いてもいいですか?

ほかのアルバイトとの掛け持ちがあるかどうかは、シフトを組むために確かめておきたいことの1つです。「シフトを組む時に参考にしたいので」と理由をそえて聞くと、応募者も答えやすくなります。

面接の質問はいくつくらい用意すればいいですか?

決まった数はありません。4つの分け方ごとにいくつか用意しておき、話の流れで選ぶくらいがちょうどいいですよ。

まとめ

この記事の要点
  • アルバイト面接で店長が聞く質問は「働ける時間」「仕事への考え」「人柄」「確認事項」の4つに分ける
  • 質問は「何を確かめたいか」とセットで用意しておく
  • 本籍・家族・住宅・宗教・支持政党など、仕事に関係のない話題は聞かない
  • 聞きたいことは、働ける時間や通い方など仕事の言葉に言いかえる
  • 質問より聞く時間を長くし、答えを否定せずに受け止める
店長ドットコム

店長ドットコム 編集部

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