店長・店長候補の正社員求人の選び方|求人票で見るポイント

店長・店長候補の正社員求人の選び方を紹介する記事のアイキャッチ。事務机の上の求人票とペン

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店長の求人を見ていると、「店長募集」「店長候補」「正社員」と似た言葉が並んでいて、どれを選べばいいか迷いますよね。『求人票のどこを見れば、入ってから後悔しないの?』という方も多いはずです。

結論から言うと、店長の正社員求人は「給与」「休日」「店の数と規模」「キャリア」の4つに分けて見ると比べやすくなります。分からないところは、面接で質問すれば大丈夫です。

この記事を読めば、店長求人の種類と、求人票のチェックポイント、面接で確かめたい質問が分かります。

目次

店長の正社員求人にはどんな種類がある?

先に結論

店長の正社員求人は、大きく「店長として採用する求人」と「店長候補として採用して育てる求人」に分かれます。経験者向けか未経験から育てるかで、求人票の書き方も確かめることも変わります。

求人サイトやハローワークで「店長 正社員」と探すと、たくさんの求人が出てきます。ただ、同じ店長募集でも中身はさまざまなんです。

求人の種類よくある書き方向いている人確かめたいこと
店長として採用店長募集、店長経験者歓迎店長や副店長の経験がある人着任する店と、任される範囲
店長候補として採用店長候補、店長候補生店長を目指したい未経験者や経験の浅い人店長になるまでの流れと育成の中身
幹部候補として採用幹部候補、将来のエリアマネージャー候補店長の先まで考えている人店長の後にどんな道があるか

店長候補の求人の読み方は店長候補とは?仕事内容と店長になるまでの流れ・求人の見方で詳しく紹介しています。

業態によって店長求人の中身も変わる

同じ店長の正社員求人でも、業態によって任される仕事や確かめたいことが変わります。よく見る業態ごとに並べてみました。

業態店長の仕事でよくある中身求人で確かめたいこと
飲食店ホールとキッチンのまとめ、食材の発注、衛生管理食品衛生責任者の資格の扱い、営業時間と閉店後の作業
スーパー部門ごとの売場とスタッフのまとめ担当する部門と、店全体を任されるまでの流れ
コンビニ発注、深夜を含むシフト本部の社員か、オーナーの店で働くのか
ドラッグストア売場づくり、医薬品の売場の決まり登録販売者などの資格の扱い
アパレル売場づくり、販売目標、スタッフ育成異動の範囲と、目標の決め方

例えばコンビニの店長募集では、本部の社員として働くのか、オーナーが経営する店で働くのかで立場が変わります。求人票の雇用主の欄を見ておくと安心ですよ。

なぜ店長の求人は多いの?

『いつ見ても店長募集が出ているのはなぜ?』と不思議に思いますよね。

厚生労働省の令和7年雇用動向調査では、宿泊業,飲食サービス業の入職率は27.8%、離職率は23.7%でした。産業計の入職率14.7%、離職率13.7%と比べると、人の出入りが多い業界だと分かります。

人の入れ替わりが多い業界では、店をまとめる人を採用し続ける必要があります。新しい店を出す時や店長が異動する時にも、次の店長が必要になるんですね。

求人票は「給与・休日・店の数と規模・キャリア」の4つで見る

4つに分けると、求人どうしを比べやすい

求人票の項目は多く、全部を同じ重さで読むと疲れてしまいます。「給与」「休日」「店の数と規模」「キャリア」の4つに分けて、それぞれ確かめる質問を用意しておくと、面接でも迷いません。

求人票を見比べる時に使えるよう、4つの見方と確かめる質問の例をチェック表にまとめてみました。

店長の正社員求人を、給与・休日・店の数と規模・キャリアの4つに分けて確かめる点をまとめた図解
見るところ求人票で確かめる点面接での質問の例
給与基本給と手当の内訳、残業代の扱い、試用期間中の条件「店長になった後の残業代や手当は、どのような扱いになりますか」
休日休日の数と決め方、シフト制の場合の休み希望の出し方「店長の方は、月にどのくらい休みを取れていますか」
店の数と規模店舗数、1店あたりのスタッフの数、転勤や異動の範囲「1つの店は、社員とアルバイトが何人くらいで回していますか」
キャリア店長の後の道、評価の仕方、研修の内容「店長の後は、どのような役割に進む方が多いですか」

ここからは、4つの見方を順に見ていきますね。

給与:店長の後の残業代の扱いまで確かめる

給与の欄では、金額だけでなく、何が含まれているかを見るのが大事です。基本給と手当の内訳、残業代の扱いは、求人票と面接の両方で確かめておきましょう。

店長については、会社が「管理職」と位置づけていても、労働基準法上の管理監督者に当たるかは実態で判断されます。厚労省のパンフレットでは、十分な権限や相応の待遇がないと判断される場合は管理監督者に当たらず、残業手当を支払わないでよいということにはならない、と説明されています。

管理監督者でも変わらないこと

厚労省は、管理監督者であっても、深夜(22時から翌日5時まで)の割増賃金は支払う必要があり、年次有給休暇も一般の労働者と同様に与える必要があると説明しています。詳しくは店長は管理職?管理監督者との違いと働き方のルールで紹介しています。

試用期間がある場合は、求人票や募集要項に試用期間があることと、その間の労働条件を明示しなければならないとされています。「研修期間」「見習い期間」と書かれていることもあるので、条件を見落とさないようにしましょう。

店長の収入がどう決まるかは店長の年収・給料はどう決まる?統計から見る収入と上げ方で紹介しています。国の賃金統計には、店長だけを取り出した区分はないので、求人ごとの条件をよく見て比べるのが近道です。

休日:決め方と休み希望の出し方を見る

休日の欄では、休みの日数と一緒に「どう決まるか」を見てみてください。シフト制の店では、休み希望の出し方や締め切りで、働きやすさが大きく変わります。

労働基準法では、少なくとも毎週1日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えることになっています。年10日以上の年次有給休暇が付与される人には、管理監督者も含めて年5日を取得させることが会社に義務付けられています。

『店長って、休みが取れないんじゃないの?』と不安な方もいますよね。面接では「店長の方はどのように休みを取っていますか」と、実際の様子を聞いてみると安心です。

店の数と規模:転勤と店の体制を確かめる

店の数が多い会社では、異動や転勤の可能性があります。2024年4月からは、労働契約を結ぶ時に「就業場所・業務の変更の範囲」も明示することになりました。

転勤の範囲が気になる時は、この「変更の範囲」を確かめるとよいですよ。

1つの店をどんな体制で回しているかも、働きやすさに関わります。厚生労働省の通達では、チェーン展開する比較的小規模な店舗は、店長などの少数の正社員と多数のアルバイト・パートで運営されている実態がある、と説明されています。

社員が自分だけの店なのか、副店長や社員がほかにもいるのかで、店長の負担は変わります。面接で店の体制を具体的に聞いておきましょう。

キャリア:店長の後の道を見る

求人票に「店長の後の道」が書かれていることもあります。飲食業界の求人サイトでは、店長の次の段階としてスーパーバイザー(SV)・エリアマネージャーや本部職の区分が設けられています。

店長の後にどんな道があるかは、店長のキャリアパス|店長の次に目指せる道と準備で紹介しています。

4つの見方のおさらい
  • 給与は、内訳と残業代の扱い、試用期間中の条件を確かめる
  • 休日は、日数と決め方、休み希望の出し方を確かめる
  • 店の数と規模は、転勤の範囲と店の体制を確かめる
  • キャリアは、店長の後の道と評価の仕方を確かめる

求人票だけでは分からないことを面接で確かめる

聞きにくいことほど、面接で聞いておく

求人票に書ける量には限りがあります。入ってからの「思っていたのと違った」を減らすには、面接で具体的に聞くのがいちばんです。

『給料や休みのことを聞いたら、印象が悪くならないかな…』と心配になりますよね。聞き方を工夫すれば、働く意欲が伝わる質問になります。

聞きたいこと印象のよい聞き方の例
休みの取り方「長く働きたいので、店長の方の休みの取り方を教えていただけますか」
残業の扱い「店長になった後の働き方を知りたいので、残業や手当の扱いを伺えますか」
育成の流れ「店長になるまでに、どのような研修や経験を積むことが多いですか」
転勤の範囲「家族と相談したいので、異動のある地域の範囲を教えていただけますか」
店の体制「着任する店は、社員の方とアルバイトの方が何人くらいいらっしゃいますか」
応募から入社までの確かめ方の流れ
  1. 求人票を4つの見方で読み、分からない点に印を付ける
  2. 気になる求人をいくつかに絞って比べる
  3. 面接で、印を付けた点を質問する
  4. 内定が出たら、労働条件を書面で受け取る
  5. 書面の内容が面接の説明と同じかを確かめる
店長求人に応募してから入社するまでに、条件を確かめる流れを示した図解

労働基準法では、明示された労働条件が事実と違う場合、働く人は即時に労働契約を解除できるとされています。だからこそ、書面で受け取った条件をきちんと読んでおくことが大切なんです。

よくある失敗

「店長」という肩書や給与の金額だけで決めてしまい、休みの取り方や店の体制を聞かずに入社するケースです。条件の良し悪しは、4つの見方をそろえて比べてはじめて分かります。

店長求人の探し方と相談先

自分で探す方法と、相談しながら探す方法を組み合わせる

店長求人は、求人サイトで自分で探すほか、ハローワークや人材紹介サービスに相談しながら探す方法もあります。1つに決めず、使い分けると選択肢が広がります。

求人の探し方には、大きく3つの方法があります。それぞれの特徴を並べてみました。

探し方特徴向いている人
ハローワーク国が運営し、仕事を探す人にサービスを無償で提供する地元の求人を窓口で相談しながら探したい人
求人サイト地域や職種で求人を自分で検索できる自分のペースで比べたい人
人材紹介サービスキャリアアドバイザーが求人の紹介や調整を手伝う働きながら転職を進めたい人

働きながら求人を探す時のコツ

今の店で店長を続けながら次の求人を探す方は、時間の使い方が悩みどころですよね。

求人を見る時間を週のどこかに決めておくと、忙しい時期でも少しずつ進められます。面接の日程は、シフトが決まる前に先に押さえておくと調整しやすくなりますよ。

今の会社で異動や役割の相談をする道も、もちろんあります。転職だけが答えではないので、今の職場で変えられることがないかも考えてみてください。

転職の進め方は店長の転職|経験を活かせる仕事と転職を成功させる進め方、相談先の選び方は店長の転職に使える相談先の選び方で紹介しています。

飲食業界の店長求人を、業界に詳しい人と相談しながら探したい時は、RestLab(レストラボ)も選択肢になります。RestLabは飲食店に特化した人材紹介サービスで、飲食業界に詳しいキャリアアドバイザーがマッチングを担当しています。面接日時の調整や、採用条件の交渉、入社時期の調整もキャリアアドバイザーが行う、と公式サイトで説明されています。

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飲食業界で次の職場を探すなら、業界特化の人材紹介に相談

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未経験・異業種から店長の正社員を目指すなら

店長の経験より「人と関わった経験」を伝える

未経験から応募できる店長候補の求人も多くあります。接客や販売、事務などで人と関わった経験は、店長の仕事にもつながります。

『店長の経験がないのに、正社員の店長求人に応募していいのかな』と迷う方もいますよね。

job tagでは、ハンバーガーショップ店長について、入職時に特別な学歴・資格は不要とされています。多くは企業の養成機関で、店の運営などの研修を受けることから始まると紹介されています。

これまでの経験店長の仕事で活かせる場面
接客や販売お客様への対応、スタッフへの教え方
事務シフトや売上の数字の管理、本部への報告
アルバイトのまとめ役スタッフに声をかけて動いてもらう場面
調理飲食店のキッチンの段取りと衛生管理
未経験の志望動機の例

「接客の仕事で、お客様に喜んでいただける店づくりに関わりたいと考えるようになりました。まずは現場の仕事を一つずつ覚え、ゆくゆくはスタッフをまとめて店全体を任されるようになりたいです」

飲食店の店長候補を、求人を見ながら探したい時はクックビズも選択肢になります。クックビズは飲食店の求人・転職サイトで、「店長・マネージャー(候補)」や「SV・エリアマネージャー(候補)」という職種区分から求人を探せます。キャリアアドバイザーが面談から入社後まで無料でサポートしています。

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飲食の仕事を探すなら、求人サイトとアドバイザーの両方を使える相談先も

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店長の求人・募集でよくある相談

疑問は、そのままにせず確かめる

店長の求人や募集には、「そんなに急に店長になれるの?」「未経験でも応募していいの?」といった疑問がつきものです。疑問は、応募先に聞いてしまうのがいちばん確実です。

Yahoo!知恵袋に寄せられた相談のうち、閲覧の多いものを3つ選び、要点をまとめてお答えします。

相談1:店長って、そんなに急になれるもの?

求人で「店長候補募集」をよく見かけるけれど、店長はそんなに急になれるものなのか、という疑問です。

店長候補の求人は、入社してすぐ店長になるという意味ではないことが多いです。現場の仕事を覚えるところから始めて、段階を踏んで店長業務を任されていく形が一般的です。

job tagでも、スーパー店長は企業に入社後、経験を積んで昇進するのが一般的と紹介されています。どのくらいの流れで店長になるかは会社によるので、面接で聞いてみてください。

相談2:店長経験がなくても、雑貨屋の店長求人に応募できる?

接客や販売、事務の経験はあるけれど、店長はやったことがない人が、雑貨屋の店長求人に応募してよいか、という相談です。

接客・販売・事務の経験は、店長の仕事でそのまま活きる力です。お客様への対応、売場づくり、数字の管理は、どれも店長の大事な仕事なんです。

求人票に「店長経験者」とはっきり書かれていなければ、応募してみる価値は十分あります。迷う時は「店長の経験はありませんが、応募は可能でしょうか」と問い合わせてみると確実ですよ。

相談3:店長を募集している店は、今の店長が辞めるということ?

店長候補を募集しているお店を見て、今の店長がもうすぐ辞めるのではないか、と気になったという相談です。

店長の募集が出ている理由は、さまざまです。新しい店を出す準備や、今の店長の異動、店長を任せられる人を増やしておきたい、などの事情もあります。

気になる時は、面接で「今回の募集は、どのような背景で出されていますか」と聞いてみるとよいですよ。理由が分かると、着任後の自分の役割もイメージしやすくなります。

よくある質問

店長求人と店長候補の求人の違いは何ですか?

店長求人は店長として採用する求人で、経験者向けのことが多いです。店長候補の求人は、入社後に育成しながら店長を任せていく求人で、未経験から応募できるものもあります。

店長の正社員求人で、まず見るべきところはどこですか?

給与・休日・店の数と規模・キャリアの4つに分けて見ると比べやすいです。特に、店長になった後の残業代の扱いと休みの取り方は、面接でも確かめておきましょう。

店長になったら残業代は出ないのですか?

会社が管理職と位置づけていても、労働基準法上の管理監督者に当たるかは実態で判断されます。管理監督者でも深夜の割増賃金や年次有給休暇はあるので、詳しくは就業規則や労働基準監督署に確認してみてください。

未経験でも店長の正社員になれますか?

未経験から応募できる店長候補の求人もあります。接客や販売、事務などで人と関わった経験を具体的に伝えると、面接で伝わりやすくなります。

店長求人に応募する時、職務経歴書では何を書けばいいですか?

任された仕事の範囲と、工夫したこと、その結果を具体的に書くと伝わりやすいです。シフト作りや新人の教え方、売場づくりなど、店長の仕事につながる経験を中心にまとめてみてください。

店長募集の求人は、どこで探せばいいですか?

ハローワーク、求人サイト、人材紹介サービスなどがあります。自分で探す方法と相談しながら探す方法を組み合わせると、選択肢が広がります。

まとめ

この記事の要点
  • 店長の正社員求人は「店長として採用」「店長候補として採用」などに分かれる
  • 求人票は「給与・休日・店の数と規模・キャリア」の4つで見ると比べやすい
  • 店長になった後の残業代の扱いと休みの取り方は、面接でも確かめる
  • 内定後は労働条件を書面で受け取り、面接の説明と同じか確かめる
  • 求人はハローワーク・求人サイト・人材紹介サービスを使い分けて探す
  • 未経験でも、人と関わった経験を伝えれば店長候補を目指せる
店長ドットコム

店長ドットコム 編集部

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