店長になるには?なるまでの道のりと必要な経験

店長になるための道のりを紹介する記事のアイキャッチ。開店前の売場とカウンターの名札とクリップボード

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『いつか店長になってみたい』と思っても、何から始めればいいのか分かりにくいですよね。アルバイトから目指せるのか、正社員にならないと無理なのか、迷っている方もいるはずです。

結論から言うと、店長になるにはアルバイトから・新卒の正社員から・中途の店長候補からの3つのルートがあります。どのルートでも、現場の経験を積み、会社の昇進の仕組みに乗って任されるのが基本の流れなんです。

この記事を読めば、3つのルートの違いと、店長を任される人に共通する経験、今からできる準備が分かります。

目次

店長になるには?まず全体の道のりを知ろう

先に結論

店長になる道は、お店で働いて経験を積み、会社の評価や昇進の仕組みを通って任されるのが一般的です。特別な学歴が無くても目指せますが、業態によっては店長に関わる資格や講習があります。

国の職業情報サイトのjob tagでは、スーパー店長は「企業に入社後、経験を積んで昇進するのが一般的」と紹介されています。上司の推薦による試験の合格や、研修の修了を経て任命されることもあるそうです。

ハンバーガーショップ店長のページでは、入職時に特別な学歴・資格は不要とされています。多くは各企業の養成機関で研修を受けることから始まり、経験を積んで昇進試験の合格と「食品衛生責任者」の資格取得を経て店長になるのが一般的、と紹介されています。

店長になるまでの基本の流れ
  1. お店で働き始め、現場の仕事を一通り覚える
  2. 新人に教える、時間帯の責任者を任されるなど、役割が増える
  3. 副店長や店長候補として、店長の仕事を少しずつ引き継ぐ
  4. 会社の評価や昇進試験、研修を通る
  5. 店長として1つの店を任される
お店で働き始めてから店長として店を任されるまでの基本の流れを5段階で示した図解

店長の役割そのものは店長とは?意味と役割、店長の仕事の全体像で紹介しています。

店長になるまでの年数は会社で違う

『何年くらいで店長になれるの?』という疑問も多いですよね。ただ、昇進の仕組みや店の数は会社ごとに違うので、一律の年数は言えないんです。

目安を知りたい時は、求人票や面接で「店長になった人は、入社から何年目くらいが多いですか」と聞いてみるのが一番確かです。年齢やキャリアの考え方は店長になるまで何年かかる?で紹介しています。

アルバイト・新卒・中途の3ルートを比べる

自分の今の立場に近いルートから考える

店長への道は、アルバイトから・新卒の正社員から・中途の店長候補からの3つに分けると比べやすくなります。どのルートが一番というより、今の自分の立場からつながるルートを選べば大丈夫です。

3つのルートを、始め方や身につく経験、気をつけたいことで並べてみました。

店長になる道をアルバイトから・新卒の正社員から・中途の店長候補からの3ルートに分けて比べた図解
比べることアルバイトから新卒の正社員から中途の店長候補から
始め方アルバイト・パートとして働き始める新卒で入社し、研修を受ける店長候補の求人に応募する
強み店のことをよく知っている会社の研修を順番に受けられる前の仕事の経験を活かせる
次の一歩社員登用やバイトリーダーを目指す配属店で役割を増やす入社後の研修で会社の型を覚える
気をつけたいこと社員登用の仕組みがあるか確かめる異動で店が変わることがある前の職場のやり方を押しつけない

アルバイトから店長を目指す

アルバイトから店長を目指す場合は、まず社員登用の仕組みがあるかを確かめてみてください。会社によっては、アルバイトのまま店長を任される「バイト店長」という働き方もあります。

店長への相談の言い方の例

「いずれ社員として店長を目指したいと考えています。この会社で社員になるには、どんな経験や条件が必要か教えていただけますか」

バイト店長の働き方はバイト店長・アルバイト店長とは?で紹介しています。

新卒の正社員から店長を目指す

新卒で入社すると、多くの会社では研修を受けてから店に配属されます。配属された店で、レジ・品出し・調理などの現場の仕事を一通り覚え、少しずつ任される範囲が広がっていきます。

この段階で大切なのは、自分の持ち場だけでなく、店全体の動きを見る意識です。店長がどんな判断をしているかを近くで見ておくと、任された時に役立ちますよ!

中途の店長候補から店長を目指す

別の仕事から店長を目指す場合は、「店長候補」として採用されるルートがあります。前の仕事で人をまとめた経験や、数字を扱った経験があれば、それが強みになります。

店長候補の面接で聞いておきたいこと
  • 入社後の研修の内容と期間
  • 店長になるまでの流れと、評価の仕組み
  • 店長になった人が、どんな経験を積んできたか
  • 店長になる前と後で、働き方や給与がどう変わるか

『こんなことを聞いたら失礼かな』と心配する方もいますよね。ただ、店長を目指す気持ちが伝わる質問なので、前向きに受け止めてもらいやすいんです。

店長候補の求人の見方は店長候補とは?で、未経験から目指す時の準備は未経験から店長候補になるにはで詳しく紹介しています。

ルートごとに、店長までに意識したいこと

どのルートでも、店長に近づくための行動は少しずつ違います。自分のルートの行を見て、明日からできることを1つ選んでみてください。

ルート意識したいこと明日からできることの例
アルバイトから店長の補佐役になる店長が忙しい時間に「何か手伝えることはありますか」と声をかける
新卒の正社員から店全体を見る目を育てる店長の判断で気になったことを、その日のうちに質問する
中途の店長候補から会社のやり方を素直に覚える前の職場との違いをメモし、まずは今のやり方で動く

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店長を任される人に共通する経験と行動

任されるのは「店長がいなくても回せる人」

店長を任される人は、特別な実績より、普段から店全体を見て動いている人であることが多いです。店長が休みの日に店を回せるかどうかが、一つの目安になります。

『店長を任される人って、何が違うんだろう』と気になりますよね。会社によって選び方は違いますが、普段の仕事ぶりの中に共通する行動があります。

店長を任される人に多い行動
  • 店長がいない日も、いる日と同じように動いている
  • 困った時に、問題が小さいうちに報告や相談をしている
  • 新人に声をかけ、仕事を教えている
  • 売上や客数の変化に関心を持っている
  • 自分の担当以外の仕事にも、手を貸している

店長になる前に積んでおきたい経験

店長の仕事は、現場・数字・人の3つにまたがります。店長になる前に、それぞれの入り口になる経験を少しずつ積んでおくと、任された時の戸惑いが減ります。

経験の種類積み方の例店長になって役立つ場面
時間帯の責任者店長が不在の時間帯を任せてもらう急な欠勤やお客様の呼び出しへの対応
新人教育新人の教育係を引き受けるスタッフの育成、仕事の任せ方
発注・在庫一部の商品の発注を担当する欠品やロスを減らす判断
シフトの下書きシフト作成を手伝う人数と売上を考えたシフトづくり
数字の確認日報や売上を一緒に見せてもらう本部への報告、目標の立て方

任される人がしている報告の仕方

上司から見て「任せても大丈夫」と思えるかどうかは、報告の仕方で大きく変わります。悪い知らせほど早く、短く伝えるのがコツなんです。

場面報告の例
ミスをした時「発注の数を間違えました。明日の朝に追加で届くよう手配済みです」
気になることがある時「最近、夕方のレジ待ちが長くなっています。人数を相談させてください」
任された仕事が終わった時「新人さんへのレジの説明、一通り終わりました。明日もう一度一緒に入ります」

起きたこと、どう対応したか、次にどうするか。この3つがそろっていると、上司も安心して次の仕事を任せられます。

店長にふさわしい人の考え方は店長にふさわしい人とは?で、チェックリストつきで紹介しています。

店長は誰でもなれる?

学歴は問われにくいが、経験と業態ごとの条件はある

店長は、特別な学歴が無くても目指せる仕事です。ただ「誰でもすぐなれる」わけではなく、現場の経験と会社の評価、業態によっては資格や講習の条件があります。

『店長って、正直誰でもなれるんじゃないの?』と思う方もいるかもしれません。たしかに入り口は広いのですが、店長として任されるまでには積み重ねが必要なんです。

誰にでも開かれていること
  • 入職時に特別な学歴や資格がなくても始められる業態がある
  • アルバイトや未経験からでも目指せるルートがある
  • 店長に必要な力は、働きながら身につけられる
誰でもすぐとはいかないこと
  • 現場の経験を一通り積む時間がかかる
  • 会社の評価や昇進試験を通る必要がある場合が多い
  • 業態によっては、店長に関わる資格や講習がある

業態ごとに店長に関わる資格や講習

業態によって、店長が関わることの多い資格や講習があります。主なものをまとめました。

業態関わることの多い資格・講習ポイント
飲食店食品衛生責任者資格を持たない人は講習を受ける。東京都では計6時間程度の養成講習
ドラッグストア店舗管理者(薬剤師または登録販売者)登録販売者が店舗管理者になるには、過去5年間で通算2年以上の従事期間などの要件がある
一定の規模の店舗防火管理者甲種は2日間、乙種は1日の講習で取得
小売業全般販売士(リテールマーケティング検定)必須ではないが、店舗運営の知識を学べる検定

どの資格が必要かは、店の業態や規模、会社の決まりで変わります。食品衛生責任者の取り方は食品衛生責任者とは?で、ほかの資格は店長に役立つ資格一覧で紹介しています。

自分に向いているか迷う時は

『店長になりたい気持ちはあるけど、向いているか自信がない』という方もいますよね。向き不向きは、やってみて初めて分かることも多いものです。

迷った時の考え方

まずは時間帯の責任者など、店長の仕事の一部を経験してみるのがおすすめです。やってみて楽しかったこと、大変だったことを書き出すと、自分に合うかどうかが見えてきます。

向き不向きの考え方は店長に向いている人・向いていない人の特徴で紹介しています。

店長になるまでにやっておきたい準備

時期ごとに準備を分けると迷わない

店長になる準備は、目指し始めた時期、店長候補になった時期、着任の直前で、やることが変わります。今の自分がどの時期にいるかを確かめてから、準備を始めてみてください。

『準備といっても、何をすればいいの?』と思いますよね。時期ごとに、やっておきたいことを表にしてみました。

時期やっておきたいこと一言でいうと
店長を目指し始めた時会社の昇進の仕組みと、必要な資格を確かめる道のりを知る
役割が増えてきた時時間帯の責任者や新人教育を引き受ける経験を積む
店長候補・副店長になった時店長の仕事を一つずつ引き継ぎ、数字も見る店長の仕事に慣れる
着任が決まった時店の現状を聞き、最初の1か月の動きを決めるスタートを整える
よくある失敗

店長になった直後に、店のやり方を一気に変えようとして、スタッフが戸惑ってしまうことがあります。まずは今のやり方を知るところから始めるのがおすすめです。

着任してからの進め方は新任店長が最初の1か月でやることで詳しく紹介しています。

店長候補の間に引き継いでおきたい仕事

店長候補や副店長の時期は、店長の仕事を近くで学べる大切な期間です。着任してから慌てないように、次の仕事は一度は自分でやっておくと安心ですよ。

引き継いでおきたい仕事
  • 開店と閉店の作業、レジ締めの流れ
  • シフトの作成と、急な欠勤が出た時の調整
  • 発注と在庫の確認
  • 本部や上司への日報・報告
  • お客様に呼ばれた時の一次対応

上司に店長を目指す気持ちを伝える

店長になりたい気持ちは、言葉にして伝えておくと、役割を任せてもらうきっかけになります。評価の面談などの機会に、短く伝えてみてください。

伝え方の例

「将来は店長を目指したいと思っています。今の自分に足りない経験があれば、挑戦させてください」

今の職場で店長を目指すのが難しい時は

今の会社に店の数が少なかったり、社員登用の仕組みが無かったりして、店長を目指す道が見えにくいこともありますよね。そんな時は、まず上司に今後の道を相談してみるのも大切です。

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店長になるまでの道についてよくある相談

Yahoo!知恵袋にも、店長になる道や店長を任されることについての相談が寄せられています。閲覧の多いものから3つ選び、要点をまとめてお答えしますね。

相談1:急に店長を任されたけれど、どうしていいか分からない

急に店長を任されたものの、店長とはどういう人のことを言うのか、何をしていいのか分からないという相談です。

急に任されると戸惑いますよね。まずは店長の仕事を「現場を回す」「数字を見る」「人を育てる」の3つに分けて、今の店で一番困っていることから手をつけてみてください。

前の店長や上司に、引き継ぎの時間を取ってもらえるか相談するのもおすすめです。最初の1か月の進め方は新任店長が最初の1か月でやることが参考になります。

相談2:スーパーの店長は誰でもなれる?

スーパーの店長の募集を見かけたけれど、店長は誰でもなれるものなのか、という相談です。

job tagでは、スーパー店長は企業に入社後、経験を積んで昇進するのが一般的と紹介されています。入り口は広いものの、現場の経験と会社の評価を通って任されるのが基本です。

店長の募集に応募する時は、入社後の研修や、店長になるまでの流れを面接で聞いておくと安心ですよ。

相談3:新店舗の初めての店長を任される人は、どんな人?

スーパーの新店舗で初めての店長を任される人は、仕事ができる人なのか、という相談です。

新しい店は、スタッフも仕組みもゼロからのことが多いので、段取りや人の育て方を任せられる人が選ばれやすいと考えられます。ただ、選び方は会社ごとに違います。

どんな店でも、店長を任される人に共通するのは、普段から店全体を見て動いていることです。この記事のチェックリストを、日々の行動の目安にしてみてください!

よくある質問

店長になるには資格が必要ですか?

業態によります。飲食店では食品衛生責任者、ドラッグストアでは店舗管理者の要件などが関わります。小売業では販売士のように、必須ではないものの店舗運営を学べる検定もあります。

アルバイトから店長になれますか?

なれる会社もあります。社員登用の仕組みがある会社や、アルバイトのまま店長を任される会社もあるので、まず今の職場の仕組みを上司に確かめてみてください。

店長を任される人はどんな人ですか?

店長がいない日も同じように動ける人、問題が小さいうちに報告する人、新人に教えている人などが任されやすいです。どれも日々の行動で身につけられることです。

未経験から店長を目指せますか?

店長候補として採用され、研修を受けてから店長を目指すルートがあります。前の仕事で人をまとめた経験や数字を扱った経験があれば、それも強みになります。

店長になりたいことは上司に伝えたほうがいいですか?

伝えておくのがおすすめです。気持ちを知ってもらうと、時間帯の責任者や新人教育など、店長につながる役割を任せてもらうきっかけになります。

店長になるまで何年くらいかかりますか?

会社の昇進の仕組みや店の数によって違うので、一律の年数は言えません。目安を知りたい時は、面接や上司に「店長になった人は入社から何年目くらいが多いですか」と聞いてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 店長になる道は、アルバイトから・新卒の正社員から・中途の店長候補からの3ルートがある
  • job tagでは、入社後に経験を積んで昇進するのが一般的と紹介されている
  • 店長を任される人は、普段から店全体を見て動き、早めに報告や相談をしている
  • 店長は学歴を問われにくいが、現場の経験や会社の評価、業態ごとの資格や講習の条件がある
  • 時期ごとに準備を分け、上司に店長を目指す気持ちを伝えておく
店長ドットコム

店長ドットコム 編集部

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